余生

オタクの日常風景

男はつらいんだもの

まだやる気に満ちているので張り切って長記事を書いてしまった。

 

やりたかったことの1つ、録画消化で男はつらいよを観た。夜霧にむせぶ寅次郎観たので支離滅裂な感想を書く。

あらすじは寅さんが孤独な女性・風子さんに出会って恋をして別れる話、という男はつらいよのテンプレを裏切らない説明しかできない私のあらすじより公式サイト見てもらった方が断然良いかと思う(ブログの意味?)

バカなので感情を羅列すると、まずゲストででてきた渡世人渡瀬恒彦、かっこいい~〜…足長〜…という感情で胸がいっぱいになった。この人もマドンナの風子さんに思いを寄せており、寅さんが「ヤクザな俺たちではあの子を幸せに出来ないから手を引いてくれ」と渡瀬恒彦に頭を下げ、それに対して「おじさん、見かけによらず純情だね」と去っていくシーンがあるのだが、そのセリフを言った時の顔!?声?!しぐさ???!私はそのありえんかっこよさに震えが止まらず数回巻き戻しては凝視を繰り返した。

ここまでストーリーにほぼ触れていないついでに書くと、私は当初昭和の美人を観るために男はつらいよを見始めたという不純な人間である。今回も風子さんの美しさを心に刻んだのだが、男はつらいよには、ほっとけないよ〜みたいな、危うさのある女性がよく出てくるなと思う。シリーズ中三回マドンナとして登場するリリーさんも、まともに頼れる人はおらず職業も不安定、急にどっかに行っちゃいそうなタイプで、そういった女性に手を差しのべ、どうにか堅気の生活を送ってほしいという寅さんの願いは常に自身と結ばれることとは裏返しになっているのが悲しい。

今回も寅さんが風子さんに堅気の生活を送るように諭す場面があったり、「寅さんがもうちょっと若かったら結婚してたのに…」とこぼした風子さんに対して大人をからかうんじゃないよと躱しながらも去り際の列車で暗い表情をする場面があったりと、愛していてもその人の幸せを願うなら自分とは一緒になれない、という考えが寅さんの中にずっとあるんだなと思った。でも最後はハッピーエンドです。見てよかったです。(小学生)

あと今回は社長の娘が結婚する回だった。美保純が社長に感謝を述べるシーンはそういうもんと分かってるのに感動するし、寅さんが東京に来てるはずの風子さんの行方を探すために新聞の小さい尋ね人の欄に「お前が心配で夜も眠れない、帰ってこい」みたいなことを書いてたのも切なかった。

 

その後は卒論ちょろっっとしてみたり、野球好きな友達が今日ホームランダービーあるから見て!!とLINEしてきたためぼーっと観ていた。よくわからんけどホームラン数を競っててすごかった(…)。野球のルールも分かってないという最悪の状態なので勉強しようかな。